●著者略歴
中田圭祐（なかだ　けいゆう）

東京大学医学部口腔外科学教室，東京大学医学部分院歯科口腔外科，
東京大学医学部顎口腔外科・歯科矯正歯科を経て，
東京青山・審美矯正専門クリニックにて審美的歯科矯正法を研鑽．
先端の審美的歯科治療法とともに，顎骨吸収の予防，歯髄の保存，
骨移植術，骨再生術，骨延長術について研究し臨床応用する．
先進の審美的治療・究極の癒しを施術する東京審美会を主宰．
大学時代より，難解な生理学・解剖学を後輩に指導し始め，
いかに生理学を楽しく，解剖学のポイントをわかりやすく伝えるかを創意工夫，
研究し，学生および国家試験受験生から“非常にわかりやすい授業”だという高い満足度を得，好評を博す．
臨床ならびに再生医療の研究の傍ら，生理学および解剖学講師として
“世界一わかりやすい授業”を目指して日々奮闘，活躍中．

趣味は，歴史探索．
東京大学医学部歯科鉄門会
東京大学医学部顎口腔外科・歯科矯正歯科所属
American Dental Implant Association （アメリカ歯科インプラント学会）
Fellowship（認定医）・Mastership（専門医）・Diplomate（指導医）

序

　みなさん，毎日の勉強は，順調に進んでいますか？
みなさんの中には……
国家試験が近づいてくる頃になって，膨大な内容をどのように整理していったらよいのか？　　
何を覚えていけばいいのか？　　
なかなか得点力をあげることができない……
などなど，解剖学の膨大な量に圧倒されて途方に暮れそうになっている人も多いのではないでしょうか？
このような時に頼りになる参考書がほしいところですね．

　本書ではそんなみなさんの期待に真摯に応えるために……
高い合格率を誇る講義を展開しているプロの講師が，日頃の講義，国家試験指導に加え，最近の国家試験の傾向を徹底的に研究し，国家試験に向けて覚えるべき最低限必要な事項を，効率よくまとめてあります．

　また，本書の大きな特徴として，過去の国家試験問題に実際に出題された項目を赤文字で示し，実際の国家試験の重要項目がどのように出題されているかがわかるようになっています．

本書の内容を十分に理解すればどのくらいの得点力が期待できるのか？　　
本書の内容だけで本物の国家試験に対してどの位通用しているか？　　
合格点に達成するためには何を覚えておかなくてはならないのか？　　
を詳細に検討し，本書にフィードバックしており他の本にないような精密な内容になっています．

　このような特徴をもつ本書を上手に活用し，本書の内容を覚えることにより，国家試験への合格への準備を最短でできることを実感するでしょう．

　みなさんは，本書を上手に活用し，みなさんの大きな夢を実現してください．
そして，みなさんのうれしい声をきかせていただければ幸いです．

2013年11月
著者

目次

1．解剖学用語，細胞・組織　　
2．骨　　
3．筋　　
4．脈管　　
5．呼吸　　
6．消化　　
7．腎臓・泌尿器　　
8．生殖　　
9．内分泌　　
10．神経　　
　1）神経組織　　
　2）髄膜　　
　3）脳脊髄液　　
　4）神経の分類　　
　5）中枢神経……大脳・小脳　　
　6）中枢神経……脳幹　　
　7）中枢神経……脊髄　　
　8）末梢神経……脳神経　　
　9）末梢神経……脊髄神経　　
　10）伝導路　　
11．感覚　　

索引

執筆者一覧

中田圭祐　東京大学医学部顎口腔外科・歯科矯正歯科　著