新しい小児外来疾患のみかた、考えかた

定価:
3,080円(本体価格2,800円+税)

在庫あり

書誌情報

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サイズ A5判
168頁
ISBN 978-4-498-14544-3
発行日 2017年03月02日

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内容

プライマリ・ケア医療は日々進化しています。各種の迅速検査によってより正確な診断が可能となり、感染症やアレルギーに関する新知見も多く登場しています。そのような時代の流れのなかで、“従来の小児医療”は時に過剰であり、子どもたちの成長・発達の妨げになりかねず、保護者もそのデメリットに気づくことは難しいでしょう。本書は、今までの「当たり前」に代わる新たな視点の小児外来診療のあり方を提言します。

序文

著者略歴


西村龍夫(にしむら たつお)

昭和40年8月14日生
平成3年 奈良県立医科大学卒業
奈良県立医科大学小児科学教室で臨床研修
榛原(はいばら)町立榛原総合病院 小児科
奈良県立奈良病院 小児科 を経て
平成10年より にしむら小児科で開業

開業以来,小児科外来の診療に必要な研究を進めています.発熱の中に存在する深部重症細菌感染症,(occult bacteremiaや細菌性髄膜炎)のリスクマネジメントや抗菌薬の適正使用,乳児のRSウイルス感染症,咳嗽の原因としての副鼻腔炎の調査,風邪薬の効果,外来小児科学会員を対象にした診察や投薬の調査,乳幼児喘鳴の実態調査,食物アレルギーでの制限食の実態調査,等を行っています.

平成16年10月より病児保育室“げんきっ子”
平成21年4月より発達支援ルーム“みらい”
平成27年4月より小規模認可保育所“つくし”を開設.

目次

もくじ

プロローグ
   症例●生後10ヵ月男児主訴:鼻汁と咳嗽
1.子どもと家庭
 1 子どもだけをみない
   症例1●生後7ヵ月男児主訴:発熱
   症例2●1歳男児主訴:鼻汁と咳嗽
 2 子育て環境の変化
 3 余裕のない母親
   症例3●1歳男児主訴:発熱
 4 価値観の押し付けはやめよう
   症例4●4歳男児主訴:発熱
   症例5●2歳3ヵ月女児主訴:こだわりの強さ
2.現代の子どもの病気
 1 生物進化と子ども
   症例6●2歳男児主訴:発熱
 2 ミスマッチ病
   症例7●生後1ヵ月男児主訴:発熱,鼻汁,咳嗽
   Column1 ワクチンは不自然?
 3 咳をする子どもたち
  A.生物進化と上気道の構造
  B.咳反射の起源
  C.集団生活が作る咳感染症
  D.鼻副鼻腔炎
  E.咳の鑑別
  F.喘鳴の考え方
   症例8●1歳2ヵ月女児主訴:鼻汁,咳嗽,喘鳴
 4 なぜアレルギーが増えた?
  A.食物アレルギーと認知エラー
  B.RAST検査の功罪
  C.IgEの起源
  D.皮膚とアレルギー
  E.医原病としての食物アレルギー
   Column2 カルト化を防ごう
  F.アレルギーを防ぐ
  G.食物アレルギーの危険性
  H.アレルギーは治療よりも予防
   症例9●生後7ヵ月男児主訴:口周囲の発赤
   症例10●生後9ヵ月女児主訴:全身じんましん
   Column3 ゼロリスクの罠
3.小児科外来に必要な知識と設備
 1 専門医から総合医へ
 2 小児科医のアイデンティティ
   症例11●生後9ヵ月男児主訴:微熱,鼻汁,咳嗽
   症例12●2歳男児主訴:耳痛
 3 全身状態の把握
   症例13●生後7ヵ月男児主訴:発熱
 4 診療に必要な設備
 5 習得すべきテクニック
  A.診察の手順
  B.血液検査
  C.耳垢の取りかた
4.子どもの病気にどう対処するか
 1 まずはワクチンを
 2 医療的介入は最小限度に
 3 子どもの風邪
  A.発熱を主症状とする子ども
   症例14●生後5ヵ月男児基礎疾患なし
  B.咳を主症状とする子ども
   症例15●1歳7ヵ月女児基礎疾患なし
   Column4 肺炎じゃないでしょうか?
  C.喘鳴を主症状とする子ども
   症例16●1歳3ヵ月男児基礎疾患なし
  D.気管支喘息診断の問題点
   Column5 微量採血でアレルギーを調べてみよう
   Column6 開業小児科医の内情公開
 4 アレルギーは予防できるか?
  A.アトピー性皮膚炎とは何か
   Column7 生物の領域
  B.食物アレルギー予防プログラム
   Column8 食物少量投与の効果
   Column9 慎重さが作るアレルギー
   Column10 公衆衛生の発達と細菌

索引

執筆者一覧

  • 西村龍夫
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