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書籍詳細

心臓血管麻酔マニュアル

心臓血管麻酔マニュアル

真下 節 他編

B5判 496頁

定価15,950円(本体14,500円 + 税)

ISBN978-4-498-05512-4

2004年09月発行

在庫あり

麻酔科専門医をめざす医師のための心臓血管麻酔の実践マニュアル。エキスパートが最新のエビデンスを踏まえつつ解説した決定版。

目 次

1.心臓血管系の解剖と生理
A.解剖[関 純彦,土田英昭]
 1.心臓の外形
 2.心臓の内腔
 3.心臓の弁
 4.冠動脈
 5.刺激伝導系
 6.大動脈の主な分枝
 7.下肢の動脈
 8.上肢・頚部の主な静脈
B.循環生理[外 須美夫,岡本浩嗣]
 1.心筋の収縮弛緩メカニズム
 2.β受容体刺激により心筋の収縮・弛緩が促進されるメカニズム
 3.冠循環
 4.Frank-Starlingの心機能曲線
 5.心臓麻酔中の心挙動
 6.血圧
 7.心拍出量
 8.心室圧-容積関係
 9.圧-容積関係からみた病態

2.心臓血管麻酔の薬剤と薬理
A.麻酔関連薬
 1.吸入麻酔薬[樫本 温]
  1.総論
  2.各論
   a.亜酸化窒素(笑気)
   b.ハロタン
   c.エンフルラン
   d.イソフルラン
   e.セボフルラン
   f.デスフルラン
  3.anesthetic preconditioning(APC)
  4.心臓血管麻酔薬としての吸入麻酔薬
 2.静脈麻酔薬[吉田啓子]
  1.ベンゾジアゼピン誘導体
   a.ミダゾラム
   b.ジアゼパム
  2.バルビツレート
   チオミラールナトリウム,チオペンタールナトリウム
  3.塩酸ケタミン
  4.ドロペリドール
  5.プロポフォール
 3.オピオイド[福田和彦]
  1.オピオイドの薬物動態
  2.循環器系に対するオピオイドの作用
  3.使用法
   a.モルヒネ
   b.フェンタニル
   c.レミフェンタニル
 4.α2アゴニスト[上林卓彦]
  α2アゴニストの薬理と臨床応用
 5.筋弛緩薬[工藤一大]
  1.脱分極性筋弛緩薬
    スキサメトニウム
  2.非脱分極性筋弛暖薬
   a.パンクロニウム
   b.ベクロニウム
 6.抗コリンエステラーゼ薬[工藤一大]
  1.ネオスチグミン
  2.エドロホニウム
 7.ベラドンナアルカロイド[吉田啓子]
  1.硫酸アトロピン
  2.臭化水素酸スコポラミン
B.心臓血管作動薬
 1.カテコラミン[岩出宗代]
  1.エピネフリン
  2.ノルエピネフリン
  3.ドパミン
  4.ドブタミン
  5.イソプロテレノール
 2.PDE(ホスホジエステラーゼ)阻害薬[岩出宗代]
 3.ジギタリス[岩出宗代]
 4.血管拡張薬[赤澤 訓]
  1.血管拡張療法の原理
  2.血管拡張薬の作用様式および適用法
  3.血管拡張と心パフォーマンス
  4.血管拡張薬
   a.NO放出薬
   b.カルシウム(Ca2+)チャネル拮抗薬
   c.アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬
   d.α受容体遮断薬
   e.一酸化窒素(NO)
   f.その他の血管拡張薬
 5.β受容体遮断薬[土田英昭,門田和気]
  1.歴史的背景
  2.β受容体のサブタイプ
  3.β遮断薬の種類
  4.薬理作用
  5.適応
  6.使用法の実際
  7.合併症
 6.狭心症薬[山本信一]
  1.硝酸薬
   a.ニトログリセリン
   b.硝酸イソソルビド
  2.カルシウムチャネル拮抗薬
  3.ATP感受性カリウムチャネル開口薬
   ニコランジル
C.抗不整脈薬[金谷憲明]
 薬剤一覧
  a.プロカインアミド
  b.ジソピラミド
  c.シベンゾリン
  d.リドカイン
  e.メキシレチン
  f.アプリンジン
  g.フレカイニド
  h.ピルジカイニド
  i.プロプラノロール
  j.ランジオロール
  k.エスモロール
  l.ニフェカラント
  m.ベラパミル
  n.ジルチアゼム
  o.アトロピン
  p.ATP
  q.セジラニド
  r.ジゴキシン
D.カルシウム,マグネシウム,カリウム,炭酸水素ナトリウム[川合祐介]
 1.カルシウム
 2.マグネシウム
 3.カリウム
 4.炭酸水素ナトリウム
E.抗血液凝固薬,抗血小板薬
 1.ヘパリン[村井邦彦]
  1.モニタリング
  2.使用法
  3.HIT
  4.ヘパリン抵抗性
  5.低分子ヘパリン
 2.ヘパリン拮抗薬[村井邦彦]
 3.クマリン系[村井邦彦]
  1.ワルファリン
  2.モニタリング
  3.周術期の使用に関する注意
 4.ヘパリン代用薬[宮下徹也]
  ヘパリンを併用しないアルガトロバンの使用法について
 5.抗線溶療法[宮下徹也]
  1.アプロチニン療法
  2.トラネキサム酸療法
 6.抗血小板薬[宮下徹也]
   a.アスピリンと塩酸チクロピジン
   b.phosphodiesterase阻害薬
   c.抗血小板薬の体外循環への応用
F.利尿薬[石川晴士,槇田浩史]
 1.フロセミド
 2.マンニトール
 3.大血管手術における利尿薬の使用
 4.心臓手術における利尿薬の使用
G.心房性ナトリウム利尿ペプチド[今林 徹,内田 整]
 1.薬理作用
 2.適応
 3.使用法の実際
H.ステロイド薬[川村隆枝,新沼廣幸]
 1.作用機序
 2.主な作用
 3.ミネラルコルチコイド
 4.主なステロイドと投与法
 5.心臓手術の麻酔とステロイド
I.免疫抑制薬[川村隆枝,新沼廣幸]
 1.主な免疫抑制薬
  a.コルチコステロイド
  b.シクロスポリン
  c.タクロリムス(FK506)
  d.アザチオプリン
  e.メトトレキセート
  f.シクロホスファミド
  g.その他
 2.免疫抑制薬の臨床使用の実際
J.顆粒球エラスターゼ阻害薬―蛋白分解酵素阻害薬[川村隆枝]
 1.顆粒球エラスターゼの生理作用
 2.なぜ,顆粒球エラスターゼ阻害薬が必要か?
 3.顆粒球エラスターゼ阻害薬

3.心臓血管麻酔の術前評価と術前処置
A.インフォームドコンセント[尾前 毅,上村裕一]
B.術前診察[高木 治]
 1.意義
 2.術前診察前に必要な情報
 3.手術中止を考慮する因子
 4.術前診察時の必須項目
 5.麻酔覚醒時の状況,術後合併症についての説明
 6.術前診察後行うべきこと
C.術前検査[高木 治]
 1.一般検査
 2.生化学検査
 3.薬物血中濃度
 4.呼吸機能検査
 5.動脈血液ガス測定
 6.循環系の検査
  a.心電図
  b.心・血管エコー検査
  c.心臓カテーテル検査
  d.心血管造影
  e.冠動脈造影
  f.CT,ヘリカルCT
  g.核医学による画像診断
  h.magnetic resonance imaging(MRI)(磁気共鳴像)
  i.心筋生検
  j.末梢血管の評価
  k.中枢神経系の検査
  l.自律神経機能
D.術前使用薬[尾前 毅,上村裕一]
 1.ジギタリス製剤
 2.降圧薬
  a.β遮断薬
  b.カルシウム拮抗薬
  c.アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬,アンギオテンシンII拮抗薬
  d.利尿薬
 3.抗不整脈薬
 4.狭心症薬
  a.亜硝酸薬
  b.K+チャネル開口薬
 5.抗血栓薬
  a.抗凝固薬
  b.抗血小板薬
 6.経口糖尿病治療薬,インスリン
E.術前評価[川内泰子,中沢弘一]
 1.合併症
 2.現病歴と心機能の評価
  a.大動脈弁狭窄症(AS)
  b.大動脈弁閉鎖不全症(AR)
  c.僧帽弁狭窄症(MS)
  d.僧帽弁閉鎖不全症(MR)
  e.狭心症
  f.心筋梗塞
  g.うっ血性心不全
  h.心房中隔欠損症
  i.心室中隔欠損症
F.心臓内科医からの助言[中谷 敏]
 1.聴診の重要性
 2.心エコー検査を読む
 3.胸部X線
 4.心電図
 5.BNP(brain natriuretic peptide)
G.術前処置・準備[高木 治]
 1.術前使用薬
 2.術前経口摂取制限
 3.前投薬
 4.入室時の指示
 5.血液準備
 6.麻酔準備
 7.感染対策
H.前投薬[尾前 毅,上村裕一]
 1.鎮静薬
  a.ベンゾジアゼピン
  b.ジフェニールメタン誘導体
 2.麻薬
 3.α2受容体刺激薬
 4.抗コリン薬
 5.ヒスタミンH2遮断薬

4.心臓血管麻酔のモニタリング
A.心電図[中馬理一郎]
 1.診断
 2.方法―電極数
 3.モニタリング上の注意点
B.動脈圧[中馬理一郎]
 1.間接法(非観血法)
 2.直接法(観血法)
C.中心静脈圧[中馬理一郎]
 1.中心静脈圧からの情報
 2.カテーテル挿入手技
 3.穿刺法
 4.合併症
D.心拍出量モニタリング
 1.非侵襲的心拍出量モニタリング
 a.インピーダンス心拍出量測定法[内山昭則]
  1.原理
  2.機器
  3.実際の測定
  4.特徴
 b.連続心拍出量測定装置PiCCO ○R[片山勝之]
  1.測定原理133
  2.PiCCO ○Rの利点と適応
 c.NICO(NICOモニター)[橘 一也,西村匡司]
  1.NICOモニターとは
  2.部分的CO2再呼吸によるCO測定の原理
  3.NICOモニターの利点
  4.NICOモニターの精度
  5.NICOモニターの課題
 d.経食道ドプラー[高木俊一]
  1.測定原理
  2.測定項目
  3.測定項目の意義
  4.適応
  5.利点
  6.禁忌,注意
 e.経頭蓋超音波ドプラー[中川清隆]
  1.概要
  2.原理と計測の実際
  3.high intensity transient signal(HITS)
 f.リチウム心拍出量測定法[内山昭則]
  1.原理
  2.機器
  3.実際の測定
  4.特徴
 2.肺動脈カテーテル[西川俊昭]
  1.肺動脈カテーテルの挿入
  2.肺動脈カテーテルの適応
  3.肺動脈楔入圧測定とその留意点
  4.熱希釈法による心拍出量測定とその留意点
  5.混合静脈血酸素分圧・酸素飽和度測定とその留意点
  6.肺動脈カテーテルの挿入・留置に基づく合併症
E.パルスオキシメータ[伊佐田哲朗,福田 悟]
 1.測定原理
 2.パルスオキシメトリ
F.カプノメトリ[江口広毅,福田 悟]
 1.測定原理
 2.臨床的意義
G.経食道心エコー法
 1.基礎[小出康弘]
  1.超音波のモード
  2.プローベ操作
  3.画像オリエンテーション
  4.心機能評価
  5.エコーによる定量評価
  6.心筋虚血
  7.大動脈の性状を評価する
  8.弁の評価
 2.成人[小出康弘]
  1.大動脈疾患
   a.大動脈解離
   b.大動脈ステントグラフト内挿術
  2.CABG,OPCAB
  3.弁疾患
   a.僧帽弁形成術
   b.僧帽弁置換術
   c.大動脈弁形成術
   d.大動脈弁置換術
   e.三尖弁形成術
  4.心筋症
  5.血栓,塞栓に対して
   a.動脈塞栓
   b.肺動脈塞栓
  6.心膜疾患
   a.心タンポナーデ
   b.開心術後の心タンポナーデ
   c.収縮性心膜炎
 3.小児[野村 実,森野良蔵]
  1.小児TEEプローベ留置
  2.小児経食道心エコー(TEE)による手術中のdecision making
  3.小児におけるTEEの有用性
  4.ASD
  5.VSD,TOF
  6.弁形成術
  7.Jatene手術
  8.Ross手術
  9.Fontan手術
  10.近未来の術中心エコー
4.人工心肺と経食道心エコー[野村 実]
  1.麻酔導入後
  2.人工心肺開始
  3.心筋保護
  4.周辺組織の観察
  5.人工心肺離脱時に注意すること
  6.人工心肺終了時に注意すること
  7.患者を守るclinical decision making
H.脳脊髄機能モニタリング[川口昌彦]
 1.脳波
 2.誘発電位
  a.運動誘発電位(MEP)
  b.体性感覚誘発電位(SEP)
I.内頚静脈酸素飽和度(Sjo2)[川口昌彦]
 1.解剖
 2.穿刺法
 3.内頚静脈球部酸素飽和度
J.体温[川村淳夫]
 1.体温調節
 2.周術期の体温
 3.心臓外科の体温モニタリング
K.近赤外線分光法(NIRS)による脳酸素化モニタリング[佐藤清貴]
 1.測定原理
 2.測定機器
 3.臨床応用
L.麻酔深度モニター[林田眞和]
 1.麻酔の構成要素と各麻酔薬の特性
 2.麻酔効果判定のための薬理学モデル
 3.麻酔薬の鎮痛効果の測定
 4.麻酔薬の鎮静・入眠効果の判定
 5.心臓麻酔中の麻酔深度のモニター
M.筋弛緩モニター[齋藤祐司]
 1.筋弛緩モニターのための神経刺激方法とモニター結果の解釈
 2.実際に筋弛緩モニターを行う上での注意点
N.血液凝固モニタリング[紅露伸司]
 1.活性化血液凝固時間
 2.ベッドサイド血小板機能モニター(WBAアナライザー)
 3.ソノクロット○R
 4.トロンボエラストグラム○R
O.心臓血管麻酔と麻酔記録の書き方[内田 整]
 1.心臓血管麻酔における麻酔記録の記入方法
 2.自動麻酔記録

5.心臓血管手術と輸血管理
A.輸液管理法[高内裕司]
 1.体液分布
 2.周術期の体液生理
 3.周術期の体液管理
B.輸血の適応[亀井政孝]
 1.赤血球製剤輸血の目的
 2.適正な輸血療法のためのモニタリングの問題
 3.人工心肺の影響
 4.ヘモグロビン許容限界値
 5.無輸血手術管理の注意点
 6.エホバの証人
 7.小児症例
C.輸血製剤の選択[亀井政孝]
 1.止血困難症例に対する国立循環器病センター輸血方針
 2.院内採血による新鮮血
 3.許容される異型輸血
 4.赤血球製剤
 5.濃厚血小板製剤
 6.新鮮凍結血漿製剤
 7.アルブミン製剤
 8.白血球除去フィルター
D.自己血輸血[紅露伸司]
 1.貯血式自己血輸血
 2.希釈式自己血輸血
 3.回収式自己血輸血
 4.術後回収式自己血輸血
E.輸血の合併症[亀井政孝]
 1.輸血過誤
 2.大量輸血時合併症
 3.輸血関連移植片対宿主病
 4.輸血関連急性肺障害
 5.アナフィラキシー反応
 6.血小板輸血不応状態
 7.情報公開

6.各種心臓血管手術の麻酔管理
A.冠動脈疾患(On pump)[山田達也]
 1.冠動脈疾患
 2.術前評価
 3.麻酔前投薬
 4.モニター
 5.麻酔薬(導入,維持)
 6.体外循環
 7.体外循環離脱
 8.術後管理
B.弁疾患手術[大西佳彦]
 1.総論
 2.弁疾患で施行される人工弁,弁形成術および複合手術
 3.各論
  a.大動脈弁狭窄症
  b.大動脈弁逆流症
  c.僧帽弁狭窄
  d.僧帽弁逆流症
  e.三尖弁逆流症
  f.重症弁疾患
C.先天性心疾患
 1.非チアノーゼ疾患[黒川 智]
  1.血行動態把握のポイント
  2.非チアノーゼ性心疾患
  3.非チアノーゼ性心疾患の麻酔管理
  4.各論
   a.心室中隔欠損症(VSD)
   b.心房中隔欠損症(ASD)
   c.動脈管開存症(PDA)
   d.房室中隔欠損症(AVSD)
   e.大動脈縮窄症(CoA)
   f.大動脈離断症(IAA)
   g.大動脈弁狭窄症(AS)
 2.チアノーゼ疾患[秦 恒彦]
  1.チアノーゼ性先天性心疾患の生理学
  2.術前回診(前投薬を含む)
  3.術中モニター
  4.麻酔法
  5.人工心肺(CPB)中の管理
  6.術後管理
  7.チアノーゼ性心疾患に用いられる代表的な術式
D.特殊な心疾患
 1.肥大型心筋症(HCM)[中沢弘一]
  1.HCM(hypertrophic cardiomyopathy)の概念と病態
  2.診断
  3.麻酔上注意すべきリスクファクター
  4.麻酔管理
 2.心房細動(Af)[中沢弘一]
  1.Af(atrial fibrillation)の病態
  2.Af患者の麻酔方針
  3.麻酔中に発症したAfの治療
 3.Wolff-Parkinson-White(WPW)症候群[中沢弘一]
  1.概念
  2.心電図所見とその機序
  3.麻酔管理
E.大動脈瘤
 1.弓部,上行,下行,腹部大動脈瘤[長沢千奈美]
  A.弓部,胸部動脈
   1.真性大動脈瘤
   2.解離性大動脈瘤
  B.腹部大動脈瘤
 2.ステントグラフト内挿術[近江明文]
  1.歴史と展望
  2.術式
  3.適応
  4.麻酔
  5.麻酔管理上の注意点
  6.術中,術後の合併症
F.頚動脈血管内膜切除術[松本美志也]
 1.病態と手術適応
 2.術前評価
 3.麻酔方法
 4.合併症
G.末梢血管手術[金子高穂]
 1.術前管理
 2.術中管理
 3.術後管理
H.肺動脈塞栓症手術[謝 慶一,古家 仁]
 1.急性肺塞栓症の診断と治療
 2.急性肺塞栓症手術の麻酔管理
 3.慢性肺塞栓症手術の麻酔管理
I.脳保護法[稲田英一]
 1.中枢神経系合併症の頻度と患者の予後
 2.脳神経細胞死に至る共通カスケード
 3.脳の酸素需給バランス
 4.最大の脳保護法は予防である
 5.人工心肺管理

7.心臓移植手術の麻酔管理
A.臓器移植手術と麻酔科医の役割[林 行雄]
 1.高知での事例
 2.脳死判定と麻酔科医
 3.臓器摘出時のドナー管理と麻酔科医
B.臓器摘出手術のドナー管理[北村 晶]
 1.ドナー管理の背景と概略
 2.脳死に引き続いての集中治療管理
 3.臓器摘出の手術手順
 4.手術(麻酔)管理
 5.臓器摘出術への対応の実際
C.心臓移植手術の麻酔管理[大西佳彦]
 1.術前管理
 2.人工心肺までの麻酔管理
 3.人工心肺中の管理
 4.人工心肺後の管理
 5.術後管理
D.心肺移植レシピエントの麻酔管理[野村 実,向井詩保子]
 1.ドナーの麻酔管理
 2.レシピエントの麻酔
E.術後管理[今中秀光]
 1.手術
 2.循環管理
 3.腎機能
 4.感染対策
 5.免疫抑制薬
 6.呼吸管理
 7.精神管理

8.低侵襲性心臓血管手術の麻酔管理
A.MICS,MIDCAB[深田智子]
 1.MICS(minimally invasive cardiac surgery)とは
 2.MIDCAB(minimally invasive direct coronary artery bypass grafting)とは
 3.MIDCABの適応
 4.MIDCABの外科的手技
 5.MIDCABの麻酔管理
B.Off pump CABG(OPCAB)の麻酔[林 行雄]
 1.OPCABの普及
 2.OPCABの麻酔管理
 3.Preconditioning
 4.OPCABの利点
C.ポートアクセスシステムを用いた心臓手術[高階雅紀]
 1.適応
 2.システム構成
 3.麻酔とモニタリング
 4.経食道心エコーの活用
 5.その他の注意
 6.補足
D.ロボット手術[山田達也,四津良平]
 1.ロボット手術の特徴
 2.麻酔法
 3.麻酔管理のポイント
 4.ロボット手術の将来

9.体外循環
A.体外循環とは[山本文雄]
B.人工心肺装置と回路[山本文雄]
 1.人工心臓(血液ポンプ)
 2.人工肺
 3.貯血槽
C.体外循環手技[山本文雄]
 1.人工心肺回路の組み立て
 2.体外循環の管理
D.体外循環の合併症[山本文雄]
 1.肺障害
 2.腎不全
 3.肝不全
 4.脳障害
 5.大動脈解離
 6.出血傾向
 7.機械的溶血
E.心筋保護[山本文雄]
 1.心筋保護法の変遷ならびにその概念
 2.心筋保護法の最近の動き
 3.心筋保護法の実際
F.抗凝固法と凝固異常[山本文雄]
 1.血液凝固の管理
 2.プロテアーゼインヒビター
 3.凝固異常
 4.線溶系
G.人工心肺中の麻酔管理[香河清和]
 1.基本的な薬の使い方
 2.呼吸管理
 3.循環管理
 4.グラフトスパズム
 5.中枢神経系の保護
 6.止血

10.機械的補助循環
A.大動脈内バルーンパンピング(IABP)[宮本裕治]
 1.メカニズム
 2.IABPの適応
 3.IABPの禁忌
 4.IABPの管理と合併症
B.経皮的心肺補助(PCPS)[宮本裕治]
 1.PCPSのしくみ
 2.PCPSの適応
 3.送脱血管の挿入
 4.PCPSの運転方法
 5.PCPSからの離脱
C.補助人工心臓(VAD)[宮本裕治]
 1.定義
 2.使用目的
 3.補助人工心臓の適応
 4.補助人工心臓の種類
 5.補助人工心臓管理上の問題点
 6.補助人工心臓の臨床成績
D.完全人工心臓(TAH)[宮本裕治]
 1.概要
 2.体内完全植え込み型人工心臓
E.機械的補助循環手術の麻酔管理 [長沢千奈美]
 1.補助人工心臓(VAS)
 2.補助人工心臓の植え込み
 3.合併症

11.ペースメーカー
A.恒久的ペースメーカー植え込みの適応[大友 潔,栗田隆志]
 1.洞不全症候群400
 2.成人の後天性房室ブロック
 3.慢性2枝および3枝ブロック
 4.徐脈性心房細動
 5.過敏性頚動脈洞症候群・神経調節性失神
 6.閉塞性肥大型心筋症
B.ペーシング様式[大友 潔,栗田隆志]
 1.種類
 2.疾患別適応機種選択
C.ペーシングと循環動態[大友 潔,栗田隆志]
 1.正常心臓生理とは
 2.異常心臓生理とは
 3.生理的ペーシングとは
 4.ペーシング時の心臓生理
 5.RVペーシング
 6.両心室ペーシング
 7.ペーシングモードの予後に対する影響
D.合併症[大友 潔,栗田隆志]
 1.植え込み時および植え込み後急性期に発生する合併症
 2.植え込み後遠隔期に発生する合併症
E.心臓手術麻酔時のペーシング[川人伸次,大下修造]
 1.一時的(体外式)ペーシング
 2.侵襲的(直接的)ペーシング
 3.心臓手術麻酔時のペーシングの実際
F.経食道ペーシング[川人伸次]
 1.経食道ペーシングの実際
 2.経食道心エコープローベを利用した経食道ペーシング
G.ペースメーカー植え込み患者の麻酔[川内泰子,中沢弘一]
 1.術前評価
 2.手術室
 3.電気メス
 4.電気除細動
 5.スキサメトニウム
 6.退室時

12.ICD(自動除細動器)植え込み術の麻酔管理[近藤 泉]
1.適応
2.機能
3.植え込み方法
4.植え込み後のテスト
5.麻酔管理
6.術中血行動態
7.術後管理
8.予後

13.心臓血管手術患者の術後管理
A.モニター[鷹取 誠]
 1.モニターの必要性
 2.心機能,循環モニター―ECG,観血的動脈圧モニター,
  Swan-Ganzカテーテル(PAC),その他の心拍出量モニター,TEE
 3.呼吸器系モニター―SpO2,ETCO2,換気力学モニター
 4.代謝モニター―体温,酸素代謝,SvO2,胃粘膜pHモニター
 5.その他のモニター―患者搬送時のモニター
 6.モニターの装着
B.循環管理[鷹取 誠]
 1.ICUにおける循環管理の基礎
 2.術後循環不全の病態と治療の実際
 3.その他の病態と管理
C.呼吸管理[西村匡司]
 1.人工呼吸の目的
 2.人工呼吸器の基本的作動
 3.人工呼吸器の設定
D.栄養管理[志馬伸朗,橋本 悟]
 1.「術後異化亢進に対して補うべき」か?
 2.望ましい栄養管理法
E.水・電解質管理[奥田隆彦]
 1.急性乏尿
 2.電解質
F.鎮静と疼痛管理[藤野裕士]
 術後鎮静に用いられる薬剤
  a.ベンゾジアゼピン
  b.プロポフォール
  c.他の鎮静薬
  d.麻薬
  e.筋弛緩薬
G.術後合併症[西村匡司]
 1.術前準備
 2.術後管理
H.感染症と抗生物質[西村信哉]
 1.心臓血管外科手術の特徴
 2.予防的抗菌薬投与
 3.術後感染管理のポイント
 4.心臓血管手術後の注意すべき感染症
I.SepsisとMODS[森崎 浩]
 1.定義
 2.人工心肺下心臓手術との関連
 3.対策と治療
J.GVHD[森崎 浩]
 1.歴史
 2.臨床症状
 3.診断
 4.発症機序と要因
 5.予防と対策

14.心臓疾患患者の非心臓手術の麻酔[上林卓彦]
1.総論
2.各論
 a.高血圧
 b.虚血性心疾患
 c.弁疾患
 d.心筋疾患
 e.不整脈
 f.ペースメーカーや除細動器の埋め込み術を受けた患者
 g.深部静脈血栓や心房内壁在血栓などに伴う問題
 h.心移植後の患者

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真下 節  他編

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