ログアウト中です。

トップページ消化器 > Annual Review 消化器 2008

書籍詳細

Annual Review 消化器 2008

Annual Review 消化器 2008

林 紀夫 他編

B5判 248頁

定価10,340円(本体9,400円 + 税)

ISBN978-4-498-14018-9

2008年01月発行

在庫なし

注目すべきトピックを選び,その分野の第一人者が内外の文献を踏まえて最新の進歩を展望する.定評ある年刊書の最新版.

[目次]

I.消化管

1.消化器疾患と転写因子
〈武藤弘行〉
  STAT(JAK-STAT系のシグナル伝達系)
  Smad(TGF-βスーパーファミリーとSmadによるシグナル伝達系)
  RUNX3  β-catenin(Wntシグナル)  PPARγ

2.消化管上皮の分化再生機構
〈土屋輝一郎 渡辺 守〉
  腸管上皮幹細胞の同定  増殖分化制御機構  細胞種決定機構
  腸管上皮再生機構

3.腸管免疫研究の最前線-腸管の恒常性維持と炎症性腸疾患におけるその破綻-
〈久松理一 鎌田信彦 日比紀文〉
  腸管マクロファージによる恒常性維持
  異常なMφやDCからのIL-23がIBDを引き起こす?
  Paneth細胞とα-defensinの機能異常はCrohn病の原因か?
  腸管上皮細胞の腸管免疫恒常性維持における役割

4.腸内細菌と治療への応用
〈味村俊樹〉
  腸内細菌叢  プロバイオティクス,プレバイオティクス,シンバイオティクス
  急性腸炎  抗生物質関連性腸炎  炎症性腸疾患  過敏性腸症候群
  Helicobacter pylori感染症  非消化器疾患

5.特殊光による内視鏡診断
〈井上晴洋 工藤進英〉
  NBI拡大内視鏡による診断の進歩  超・拡大内視鏡による生体内細胞観察の実際

6.経皮内視鏡的胃瘻造設術の進歩
〈上野文昭〉
  適応の再考: 倫理的観点から  適応の再考: 医学的観点から
  合併症に関する新知見  手技の再評価と新しい工夫

7.FD-Rome III以来の展開
〈荒川哲男 富永和作 渡辺俊雄 藤原靖弘〉
  Rome IIIで明確かつ単純化されたFDの症状
  PDSの主体を占める摂食早期の飽満感に関する最新の知見
  PDSのもう1つの症状: 胃もたれに関する最近の知見  FDと内臓知覚過敏

8.H.pylori感染と消化性潰瘍update
〈東  健〉
  胃潰瘍診療ガイドライン  H.pylori除菌治療  H.pylori除菌治療レジメン
  再除菌  NSAID潰瘍  H.pylori除菌による胃癌発症抑制効果

9.経鼻内視鏡検査の現況と今後の課題
〈河合 隆 山岸哲也〉
  経鼻内視鏡の歴史と種類  経鼻内視鏡の種類  経鼻内視鏡とイレウス管挿入
  経鼻内視鏡と胃瘻造設  その他

10.小腸内視鏡(カプセル・ダブルバルーン内視鏡)
〈柏木和弘〉
  カプセル内視鏡(VCE)  ダブルバルーン内視鏡(DBE)
  シングルバルーン内視鏡(SBE)

11.NSAID起因性消化管病変
〈梅野淳嗣 古賀秀樹 松本主之 飯田三雄〉
  上部消化管病変  下部消化管病変

12.消化管がん診断におけるFDG-PET
〈村上康二〉
  食道がんにおけるPET検査  胃がんにおけるPET検査
  大腸がんにおけるPET検査  その他の消化管腫瘍におけるPETの有用性
  再発/治療効果判定におけるPET診断
  PET/CTの仮想内視鏡・3次元画像への応用

13.消化管癌に対する化学療法の進歩
〈高張大亮 白尾國昭〉
  胃癌  大腸癌

14.IBDと生物学的製剤
〈松本誉之〉
  IBDにおける生物学的製剤の進歩

II.肝臓
1.B型肝炎の抗ウイルス療法
〈道堯浩二郎 恩地森一〉
  B型肝炎治療ガイドライン  抗ウイルス療法の比較    genotypeとの関連
  新しい薬剤

2.B型肝炎の動物モデル
〈今村道雄 茶山一彰〉
  ヒト肝細胞キメラマウスの作製  ヒト血清を用いたB型肝炎ウイルス感染マウス
  感染性クローンを用いたB型肝炎ウイルス感染マウス  今後の展望

3.C型肝炎のIFN(Peg-IFN)・リバビリン併用療法
〈平松直樹 小瀬嗣子 林 紀夫〉
  Peg-IFN/ribavirin併用療法  新しい抗ウイルス剤

4.C型肝炎の動物モデル
〈堤 武也 小池和彦〉
  チンパンジー  他の小型霊長類  ヒト肝臓キメラマウス
  トランスジェニックマウス

5.C型肝炎の増殖実験モデル
〈前川伸哉 榎本信幸〉
  HCV感染培養システム  ウイルス増殖機構の解析
  宿主の自然免疫システム

6.劇症肝炎
〈内木隆文 永木正仁 森脇久隆〉
  疾患概念  劇症肝炎・LOHFの実態・成因  治療・予後
  肝移植の現状と問題点  人工肝補助療法および肝移植の代替療法

7.肝硬変の治療
〈鈴木一幸 滝川康裕〉
  食道・胃静脈瘤,門脈圧亢進症  腹水  肝不全(肝性脳症)  肝移植
  抗ウイルス療法  栄養治療,その他

8.肝発癌予防
〈泉 並木〉
  B型肝炎による肝細胞癌  C型肝炎による肝発癌  生活環境物質による抑止
  chemoprevention  切除・移植後の再発抑止

9.肝癌の画像診断
〈池田健次〉
  慢性肝疾患内に出現した小型結節の診断  画像診断と組織学的検討の関連
  MDCT(multi-detector row CT)の適切な扱いとその実力
  MDCT,MRI,血管造影下CTの肝癌診断能の比較  造影エコー検査の進歩
  RVS(real-time virtual sonography) その他の画像診断による肝癌診断
  肝癌の内科的治療とその効果判定

10.肝がんの局所療法
〈大崎往夫〉
  RFA治療の現況,治療件数の推移  有用性の検証
  手技の工夫と個別化されたRFA  治療アルゴリズムにおける位置と展望

11.肝がんに対する肝移植
〈玄田拓哉 成田諭隆 市田隆文〉
  適応の推移と成績  neoadjuvant therapyの是非  予後予測因子

12.肝癌に対する免疫療法
〈巽 智秀 林 紀夫〉
  サイトカイン治療および養子免疫治療  樹状細胞治療
  腫瘍ペプチドによるペプチドワクチン治療と免疫モニター法の開発肝癌に対する
  癌免疫治療の新たな治療戦略

13.肥満と肝障害
〈橋本悦子〉
 
  肥満とメタボリックシンドロームと肝疾患  インスリン抵抗性
  NAFLDとNASH  NAFLDと肝疾患  肥満とHCC

14.自己免疫性肝炎
〈高橋宏樹 銭谷幹男〉
  発症・進展にかかわる因子  発症様式  治療  寛解・再発と予後
  高齢者・小児・妊娠とAIH  オーバーラップ  肝移植とde novo AIH
  制御性T細胞の病態への関与

15.Primary biliary cirrhosis(PBC)
〈田中 篤 滝川 一〉
  モデルマウス  獲得免疫・自然免疫  疫学  疲労・全身倦怠感という症状
  治療

III.胆・膵
1.急性胆道炎診療ガイドライン: 解説と適応のポイント
〈杉本真樹 安田秀喜〉
  胆道炎ガイドライン作成の経緯  胆道炎ガイドライン作成の背景と現状
  胆道炎ガイドラインの適応のポイント

2.胆管内乳頭状(粘液産生性)腫瘍: 疾患概念,病理,病態
〈中沼安二 全  陽 板津慶太〉
  胆管内乳頭状(粘液性)腫瘍 intraductal papillary(mucinous)neoplasm of
  bile duct(IPNBあるいはIPMNB)
  IPNB(あるいはIPMNB)と肝胆管嚢胞腺腫/嚢胞腺癌との鑑別
  IPNBと膵IPMNとの比較: IPNBは膵IPMNの主膵管型に相当か
  IPNBの分子生物学

3.EUS(超音波内視鏡検査)による早期慢性膵炎の診断
〈宮川宏之 須賀俊博〉
  慢性膵炎の診断基準と病期  EUSの所見  EUSによる  早期診断の問題点

4.IPMNと膵癌の併存
〈山口幸二 恒吉正澄 田中雅夫〉
  膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)とは  通常型膵管癌とは
  IPMNと膵管癌との併存の報告
  膵管内乳頭粘液性腫瘍と膵管癌の併存(自験例)
  IPMN併存膵管癌と鑑別を要する疾患

5.膵癌の新しい化学療法: ゲムシタビン,TS-1併用化学療法の実際と有効性
〈中村和貴 須藤研太郎 山口武人〉
  GEMを中心とした多剤併用療法の現状
  GEMとTS-1の併用療法の実際と有効性
  GS療法の有害事象対策およびTS-1およびGEMの減量方法

6.膵臓癌発生進展の分子機序
〈古川 徹〉
  膵臓癌の発生過程  PanIN発生に関与する分子異常
  PanIN進展に関与する分子異常  遺伝子改変モデルによる膵発癌過程の解析
  家族性膵臓癌

IV.消化器外科
1.逆流性食道炎の外科治療
〈柏木秀幸 小村伸朗〉
  手術適応  手術術式の選択について  手術手技の工夫  術後障害と再手術

2.消化管GIST(転移・再発)に対する最新の治療
〈西田俊朗〉
  GISTのガイドライン  転移GISTの治療  再発GIST
  GISTの再発・転移の画像モニタリング

3.進行大腸癌に対する腹腔鏡手術
〈河村 裕〉
  癌の根治性  短期成績  直腸癌に対する腹腔鏡下手術

4.HCCに対する肝移植の現況と展望
〈板本敏行 浅原利正〉
  脳死肝移植の成績と適応  生体肝移植の成績と適応
  待機期間中のdown-staging  移植後の予後予測  画像診断

5.Stage IV膵癌に対する治療戦略
〈飛田浩輔 堂脇昌一 今泉俊秀〉
  膵癌治療のアルゴリズム  欧米の治療方針: 手術適応
  ガイドライン切除可能stage IVa膵癌の定義について
  切除可能stage IVa膵癌の手術について: 拡大郭清の意義
  膵癌術後補助化学療法の有用性  補助療法の根拠と将来展望
  臨床現場におけるstage IV局所進行膵癌取扱いの問題点
  stage IV切除不能膵癌の治療戦略

索 引

すべて見る

執筆者一覧

林 紀夫  他編

すべて見る
  • テキスト・教科書
  • 考え方・使い方
  • J-IDEO
  • J-IDEO定期購読
  • ClinicalNeuroscience
  • 広告掲載をお考えの方へ
  • 企画応募フォーム
  • 動画閲覧・ファイルダウンロード
  • 採用情報
  • X
  • note小
  • Facebook
  • JIDEOバックナンバー
  • テキスト・教科書
  • グリーンノート
  • 考え方使い方

株式会社中外医学社 〒162-0805 東京都新宿区矢来町62 TEL 03-3268-2701/FAX 03-3268-2722