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書籍詳細

脳ドックのガイドライン2026

脳ドックのガイドライン2026

脳ドックのガイドライン2026 改訂委員会 編集 / 一般社団法人 日本脳ドック学会 編集 / 脳卒中・認知症予防のための医学会 編集

A4判 150頁

定価5,720円(本体5,200円 + 税)

ISBN978-4-498-42840-9

2026年02月発行

在庫あり


日本脳ドック学会がまとめる最新ガイドライン
脳ドックの水準と有効性の向上を目指し,日本脳ドック学会がまとめるガイドラインの最新版.各項目の内容を刷新し,最新の知見をもとにまとめました.脳卒中や認知症の予防など,日常診療にも大いに役立ちます.

「脳ドックのガイドライン2026」の発刊に当たって

 この度,2019年に公開した脳ドックガイドラインを改訂し,脳ドックガイドライン2026を公開する運びとなりました.ここに至るまでには,ガイドライン委員長の黒田敏先生をはじめ委員会の諸先生に大変なご尽力をいただきました.また,編集会議の設営や出版全般に亘りお世話になりました中外医学社のスタッフの皆様,並びにその他ご関係の諸先生にも,この場をお借りして厚く御礼申し上げます.
 脳ドックはわが国にほぼ固有の検診システムです.当初は未破裂脳動脈瘤が頭部MRA検査で非侵襲的に検出可能となったことを契機に,くも膜下出血の原因の8割を占める未破裂脳動脈瘤の早期発見を目的として,1990年代に全国に広まりました.その当初,発見された動脈瘤は放置するとどの程度の確率で破裂するのか,破裂しない動脈瘤つまり「非破裂動脈瘤」はないのか,といった議論もございました.未破裂脳動脈瘤に関しては,その後,脳ドックや偶発性(他疾患の検査で発見された)の未破裂脳動脈瘤の観察研究が行われて,その自然歴が明らかとなっています.わが国で実施されたUCAS Japan研究では,その年間破裂率は0.95%とされ,とくに治療介入が必要となる危険な動脈瘤の大きさ,場所,形状に関する情報が報告されています.この結果,未破裂脳動脈瘤が発見された患者は,その生活状況や年齢に応じて開頭手術やコイル塞栓術のいずれを選択するのか,あるいは保存的に経過をみるのかなどを選択することができるようになりました.この未破裂脳動脈瘤の自然歴の解明には脳ドックデータの貢献も大きかったと思います.
 わが国は21世紀初頭から未曾有の超高齢社会に突入し,認知症の急激な増加とともにその早期診断と介入が新たな課題となって我々の前に登場してきました.このため,日本脳ドック学会は2022年,学会の副タイトルとして「脳卒中と認知症予防のための医学会」のタイトルを掲げ,それまでの脳卒中予防介入に加えて認知症の早期診断も学会の使命とすることを公にしました.認知症の6割を占めるアルツハイマー病に関しては,2023年に抗アミロイド抗体薬治療が薬事承認となり,プレクリニカル期アルツハイマー病の診断が喫緊の課題となる新たな局面が生じています.血液バイオマーカーの診断精度は長足の進歩を遂げて,アミロイドPET検査や脳脊髄液のバイオマーカー検査に匹敵する精度に到達しました.今後,研究事業として脳ドックにおけるデータの利活用が進み,アミロイド沈着があっても認知症を発症しない非アルツハイマー性沈着は存在するのか,などといった重要な疑問が解明され,医療経済的観点を含めた最適な治療戦略が解明されることが期待されます.
 脳ドックガイドライン2019は第5代脳ドック学会理事長を務められた片山泰朗先生が委員長を兼務されて,未破裂脳動脈瘤や大脳白質病変(白質高信号),無症候性脳梗塞などのエビデンスを網羅し上梓されました.今回のガイドラインでは富山大学脳神経外科の黒田敏先生が委員長を務められ,多くの脳ドックガイドライン作成委員のご協力で出版に至ることができました.本ガイドラインがわが国の脳ドック施設の適正な運用の指針となり,脳ドック利用者の皆様に安全と安心を提供し,ひいては脳ドックのさらなる健全な発展につながることを願っています.

2025年12月
第7代脳ドック学会理事長
冨本 秀和

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脳ドックのガイドライン2026 CONTENTS

「脳ドックのガイドライン2026」の発刊に当たってiii

1.検査対象1

2.情報公開,インフォームド・コンセント

3.整備すべき機器,設備,料金と費用

4.問診,診察および一般検査
 1)問診および診察
   1.問診における注意点
   2.診察・計測における注意点
 2)血液・尿・生化学検査
   1.必須検査
   2.選択(オプション)検査
 3)心電図検査
 4)その他の検査

5.認知機能検査
 1)認知機能障害
 2)行動・心理症状(BPSD)
 3)生活機能障害(ADL)
  補足資料
   1.コンピュータを用いた認知機能スクリーニング検査
   2.先進的脳計測技術
  参考資料
   1. 長谷川式簡易知能評価:Mini-mental State Examinationハイブリッド版(HDS-R・MMSE hybrid scale)
   2.Montreal Cognitive Assessment(MoCA-J)
   3.Cognitive Assessment for Dementia, iPad version 2(CADi2)(2017)
   4.Zungのうつ性自己評価尺度(self-rating depression scale: SDS)
   5.やる気スコア(Apathy scale)

6.頭部MRI検査
   1.MRI撮像法
   2.無症候性脳病変
   3.認知症のMRI所見

7.頭部・頸部MRA検査
   1.頭部MRA
   2.頸部MRA

8.頸部血管超音波検査

9.発見される代表的な異常とその対策
 1)無症候性脳病変
   1.説明の際の注意点
   2.無症候性脳梗塞,大脳白質病変(白質高信号)
   3.脳微小出血
 2)無症候性頸部・脳主幹動脈狭窄・閉塞
 3)未破裂脳動脈瘤
   1.未破裂脳動脈瘤の頻度と発生に関与する因子について
   2.未破裂脳動脈瘤の診断精度および新しい診断法について
   3.インフォームド・コンセントについて
   4.未破裂脳動脈瘤を経過観察した場合のリスク
   5.未破裂脳動脈瘤と合併疾患・合併身体状況による破裂リスク
   6.未破裂脳動脈瘤の治療
   7.未破裂脳動脈瘤の内科的治療
   8.未破裂脳動脈瘤のAI診断
 4)無症候性脳動静脈奇形・海綿状血管腫
   1.無症候性脳動静脈奇形
   2.無症候性海綿状血管腫
 5)無症候性もやもや病
   1.疫学
   2.臨床像
   3.予後
   4.内科治療
 6)脳腫瘍および腫瘍様病変
   1.髄膜腫疑い病変
   2.間脳下垂体病変
   3.神経鞘腫疑い病変
   4.脳実質内腫瘍性病変

10.認知機能低下への対応
 1)認知症の診断
  (1)認知症の疫学,病因
   1.認知症の疫学
   2.認知症の病因
  (2)診断,専門医への紹介
 2)認知症の予防
  (1)軽度認知障害(MCI)を含む早期診断
   1.軽度認知障害(MCI)の診断基準,有病率および罹患率
   2.MCIの認知機能スクリーニング検査について
   3.MCIの画像検査,バイオマーカー
   4.MCIのその後の移行
   5.MCIの治療
  (2)危険因子,食事を含めた予防対策
   1.認知症への進行の危険因子
   2.認知症リスクに対する多因子介入

11.脳ドック検査の説明指導,報告書記載のポイント
  付録:未破裂脳動脈瘤が発見された受診者の方への説明ビデオ
  付録:脳卒中,認知症予防のための健康的な生活習慣

12.脳ドック標準ベースとミニマム必須項目
 1) 脳ドックデータベースに組み込むべき必須項目と評価基準(2025年7月31日現在)
   1.脳ドック問診・検査ミニマム必須項目
   2.画像診断Grading一覧
   3.認知機能(必須項目)推奨
   4.アパシー,気分障害(うつ状態)(推奨)(CADi2に同梱)
 2)脳ドック標準データベース画面改訂版
 3)脳ドック標準データベースのダウンロードの方法

13.日本脳ドック学会 施設認定指針
  付録:認知機能低下早期予測スコア
  認知機能低下早期予測スコアの項目と項目毎の根拠文献等の要約
   1.脳ドック画像検査危険因子
   2.認知機能:意欲の評価
   3.生活習慣病危険因子
   4.認知症防御因子

14.日本脳ドック学会 施設認定要綱

15.日本脳ドック学会 認定施設一覧

16.日本脳ドック学会 脳ドック認定制度 指針
  日本脳ドック学会 脳ドック認定制度要綱

17.脳ドックのガイドライン2026改訂委員会名簿

索引

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執筆者一覧

脳ドックのガイドライン2026 改訂委員会  編集
一般社団法人 日本脳ドック学会  編集
脳卒中・認知症予防のための医学会  編集

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